わたしは生きたい!

分け入っても分け入っても地雷原

デニム日記/HIUT DENIM SLIM ORGANIC(初穿き)

ウェールズからこんにちは

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「HIUT DENIM」という日本じゃほとんど知られていないデニムメーカーの一本。今まで「HIUT」をそのまま「ヒウト」って読んでたけど、どうやら「ヒュー」が正しいらしい。

古着屋で購入。生地もまだ履いた感じがあんまりないので新品だと思う。

古着屋に流れてくる新古品ジーンズを入手することに命をかけてるので、特に知らないメーカーだったが、生地が新しくてサイズが合ってたので即購入する流れとなった。

イギリス、ウェールズの職人が一本一本手作業で作ってるらしい。日本語のタグ見るとどうやらBEAMSが卸しているようだ。今はもう取り扱ってないので、新品を買うとなると本国のサイトから個人輸入するしか手段がない。そう考えるとなかなかレア物を手に入れたかも。

俺にとってジーンズを買う面白さってなんだろうか。

一つは濃いインディゴを少しずつ色落ちさせて自分なりの1本に育てることがあると思う。バッキバキの生地が少しずつ馴染んでいき、自分に合わせて変化していく過程を見守るというのは、他の服にはあまり見出せないエンタメ感がある。

もう一つは、手に取った商品からメーカーの持つヒストリーや背景を知ることにあると思う。

「HIUT DENIM」はイギリス、西ウェールズ、カーディガンという人口4千人の小さな街にあるメーカー。

もともと街で大きなデニム工場を長年やっていたが、ある時その工場が閉鎖することになってしまう。街の大勢の雇用を守っていたデニム工場がなくなると職人たちが路頭に迷うことになる。それで、そのままその工場を引き継いで新しくデニムメーカーを作ろうと立ち上げられたのが、この「HIUT DENIM」なのだ。

デニムを大切にして欲しいという思いから、一本一本にシリアルナンバーが振られていて、専用のアプリから生産過程を見たりヒストリーを記録したりすることができる。また永続的なリペアサービスを行なっているので、ジーンズが壊れても送れば直してくれるそう。

近頃はサステナブルっていう言葉もよく耳にする。こういう物を大切にするマインドをメーカー側が発信するのはかっこいいと思う。長く商品を楽しめるように配慮したり、生産者をきちんとリスペクトしているメーカーはやっぱり買って支持したいものですな。(これは古着だけど)

たかがジーパン、されどジーパン。

 

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国じゃなくてMADE IN WALESなところにこだわりを感じる。


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シンプルな牛革パッチ。


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ポケット裏には職人の名前が入っている。Trayさんありがとう。


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洗い方に関する説明。カッコよくするには半年洗っちゃいけないらしい。どうしよう。


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バックポケットには水平に一本線のステッチ。飾りっ気のないシンプルなデザイン。

 

 

hiutdenim.co.uk