デニム日記/A.P.C. 3rd type DENIM JACKET
高校時代の思い出
手持ちのジーンズを全て紹介し終わったので、今回からはジーンズ以外のデニムの服について書く。
高校の時に初めて古着屋で購入した1着。高校生のお小遣いで買えるくらいなので、そこまで高くなかったと思う。
そこまで服に興味なかったけど高校の時の友達が服好きだったので、その友達からお下がりを貰ったり私服をダメ出しされたり、たまに古着を買いに行ったりした。
今その友達はアパレル業界で働いていて全然連絡取ってないんだけど、その友達がいなかったらこんな風に服買ったりブログに書くほどファッションに興味持ったりしてないと思う。
A.P.C.のデニムジャケット。
いわゆるGジャンというやつである。
ジーンズの色落ちあまり好きじゃないとか言っておいて、持ってるデニムジャケットはガンガン色落ちしてるという。特に袖や首回りの色が薄くなっていって、インディゴの濃淡が表れてきている。
これを店で見つけた時、既にけっこう色落ちしてて、買うか迷ってたんだけど「A.P.C.のデニムはいいよ」ってその服好きの友達が言ってて、それが決め手となって買った。「エーピーシー?」「それ、アーペーセーって読むんだよ」っていうお約束の会話もした。
買ったはいいものの、「なんか丈短いな」て思って、あんまり袖通してなかったけど、全く着ないというわけでもなく、思い出したように着てみたりして断続的に着用してきた。
そもそもGジャンて着る時期が春か秋のほんの一瞬だけだから、季節ものというか旬の短い服だと思う。ショート丈で前閉めないから防寒性ないし、かと言って夏に着るには暑いし。けど、このどっちつかずの中途半端さがいいよね。Gジャンにちょうどいい日だと着れるときに着とこうかって引っ張り出したくなる。
初めて買ったのがこの古着の「A.P.C.」のデニムジャケットだったから、これがきっかけになってインポートブランドや古着が好きになったのかも。自分の服選びの原体験と言えるような買い物だった。
「フランス」のブランドっていうだけでかっこいいと思ってたし。古着掘ってたせいで生産国を血眼でチェックするインポート至上主義になってしまった。
いまは自分の中で「A.P.C.」が抜きん出て好きなわけではないけど、なんだかんだ初めて買ったブランド物(古着)な気がするしけっこう思い入れがある。
前の人か俺のおかげか分からないが、けっこう着込んだようないい具合に生地が柔らかくなってる。店頭に並んでる時のダンボールみたいなバリバリした生地がこんな風になるんだなと思った。
昔の型でなおかつXSだからなのか、けっこうショート丈のシルエット。袖はちょうどいい長さなんだけど、着丈が腰までしかなくて本当に「ザ・Gジャン」ていう感じの雰囲気。
昔はこの丈で外出るのが恥ずかしかったけど今はあまり気にせず着てる。こういうものだと思って堂々と着るしかない。
せっかくA.P.C.のジーンズもあるから上も下もA.P.C.でセットアップにして着ることもできる。さすがにしないけど。
手持ちの服のなかで一番古いにもかかわらず、今も普通に着れちゃうので、高校生の時買った服を社会人になっても着続ける人になってしまった。
色落ちはしてるけど、まだまだ着れそうなのでやっぱりデニム生地って丈夫だなと思う。
XSサイズ。でも着てみた感じはそこまでタイトでもないのでMくらいな気がする。XSでこの大きさってどういうサイズ展開なんだろう。
A.P.C.のデニムはだいたい東南アジアらへんが多いけど、これは日本製。本国企画じゃなくて日本企画の可能性ある。いつのモデルなのか詳しい人がいたら教えてください。
ボタン裏のところがセルビッジになっている。ジーンズと違ってロールアップできないし、なかなか見せる機会がない。