【名品ハンター】SAINT JAMES OUESSANT 【フランス製】
最強の普段着
セントジェームス(SAINT JAMES)のウエッソン (OUESSANT)。なんの変哲もないボーダーシャツ。
セントジェームスはボーダーシャツで有名なフランスのブランド。漁師が船の上で着ていたボートネックの綿カットソーで、バスク地方のシャツだからバスクシャツとも呼ばれる。
ゴリゴリのワークウェアとして作られたものなので、今も本国のフランスではお洒落着じゃなくて、肉屋とか魚屋の仕事着っていう感じの服らしい。ワークマン的な。
「FUDGE」とか「CLUEL」読んでセントジェームス着こなすグッドガールも本当はフランスの肉屋さんの服を着てるようなものなんですよ。
日本だと90年代にイケイケだった頃の小沢健二とかが着ていた影響で、セントジェームスのボーダーのバスクシャツは「渋谷系の象徴」として受容された。
時代の寵児だった当時の渋谷系アーティストが、実際はガチのワークウェアを着ていたというギャップがある。その頃の渋谷系ってアニエス・ベーとかセントジェームスとか全体的にフランチカジュアルのイメージだけど。こういう歴史を知るとインポート好きの物欲が暴れだす。
自分はフランスでも渋谷でもない地方都市でセントジェームスのバスクシャツを着ている。
小沢健二になんてなれないよ。(体型的に)
せめて形から入ろうとセントジェームスのボーダーのなかで1番王道カラーの「生成り×ネイビー」をチョイスした。無地のは既に持っていたけどバスクシャツと言えばやっぱりボーダー。
あまりボーダーの服持っていないけど、ここまで定番品だと逆に安心感がある。原点にして頂点というか。ボートネック、9分丈の袖、太番手のざらっとした生地。
洗っていくうちに綿がギュッと縮んでく感じはジーンズに似ている。フランスの漁師のように、このざらざらした生地をこれから着込んで馴染ませていきたい。タフな男はタフなシャツを着るのさ。
そのまま着てもいいし、アウターのインナーとして着るもよし、逆に中にシャツを重ね着したりするもよし。シンプルなデザインだから、一枚持ってると色々な着方が出来る。
ありがたいことにセントジェームスは今もフランス製を続けていて、インポートブランドの中ではお値段もそこまで高くないので、「手軽に買えるフランス製」の服としてちょうど良いと思う。色展開が豊富なので1枚買うと別の色も欲しくなるので気をつけてください。
俺もあと2〜3枚欲しい。
めっちゃチクチクすることで有名な首タグ。
ウエッソンという名前で流通してるのは日本だけらしくて、本国流通モデルを並行輸入で買うと安いけど、正規品を代官山のお店に行って買いました。
袖のブランドタグ。さりげなくアピールできるので大事なんです。「生成り×ネイビー」のボーダーは安定感あるけど定番すぎて街でよく見かける気がする。
サイズタグ。ラコステと同じく1からの数字表記。自分のサイズは5でだいたいMとLの中間くらい。洗うと全体的にひとまわり縮むので、それを考慮してゆとりあるやつを選ぶと良いらしい。