【名品ハンター】kolor パッカリングパンツ(ブサイクパンツ)【愚地独歩】
kolorと言ったらこれみたいな
インポートブランドが好きなので、日本の服あまり持ってないけど今日は「kolor」のブサイクパンツ。
なんとなくドメブラって近寄りがたい雰囲気がある。ショップ東京らへんにしかないし。
高校か大学のときに服好きな友達が「kolor」のシャツをおさがりでくれたけど生地感がすごかった。コットンなのにナイロンのようなツルッとしたすべる生地で、「なんだこれ」と思って驚いた。
サイズも合ってて着心地も良かったのに色が使いにくかったのであまり着ないですぐ手放してしまったという。その友達から色んな服貰ってたけど今となって手放したのを後悔することが多い。
その思い出のせいか「kolor」のイメージはツルツルした生地感のシャツを作ってるところって印象が強い。
コム・デ・ギャルソン出身のデザイナーが作ったブランドで、斬新な素材の使い方から「素材の魔術師」との異名がある。
「アントワープの6人」とか「素材の魔術師」とかファッション業界の異名は厨二病っぽくてかっこいい。たしかにシャツ着たとき今までにない肌触りだった。
その「kolor」の中でも定番のパンツがこのパッカリングパンツ。通称ブサイクパンツ。
パッカリングとは生地の縮みで出来た波打つようなシワのことを言う。チェーンステッチで処理したジーンズの裾とかも縮んでうねっていくけどそういうのとかも。
裏はこんなふうになっていて、この茶色いテープ部分がグレーのところより縮みやすいので、洗うとパッカリングができる。
サイドシームに沿ってパッカリングが形成される独特のデザイン。
パッカリングって言っても要するにシワのことで、洗うたびに生地がねじれていってシワが出来るパンツなのだ。ワイドかつ8分丈というもっとも美脚効果が望めない型。もったりしたウエストライン。後ろからの写真が分かりやすいけど、お尻らへんもダボっと生地が余っててかなりゆとりがあるシルエットです。
ゆえにブサイクパンツ。
ユナイテッドアローズの人がブサイクパンツと呼んだことから、そう呼ばれるようになったそう。商品になんてあだ名つけてんの。アメリカだったら訴訟問題に発展してもおかしくない。
セレショから不名誉なあだ名を冠されるも多くのファンを獲得しブランドを代表するアイテムとなった。
このモデルは厚めのダック生地。他にもチノクロスやらデニムやらナイロンやらでいろいろ素材違いのも出している。
独特の存在感があるけど、穿くと楽チンなのでハマる人が多いのも分かる。
どう見てもブランド名より複製禁止の説明書きのが目立つ。絶対に複製されたくない思いが伝わってくる。
数字のサイズ表記。3がLサイズだけど、自分が穿いてちょっとゆとりがあるので32インチくらいだと思う。
洗濯などを繰り返すと外側のパッカリング部分が縮んで外側に開いていくらしい。どことなく愚地独歩みを感じる。