【名品ハンター】CAMBER MAX WEIGHT #302 ポケットTシャツ【USA製】
世界最強のヘビーウェイトT
これは消耗品じゃないTシャツ。
ジーンズもそうだけど、男はなにかとヘビーデューティに憧れる生き物なので、Tシャツにおいてもなるべくタフなものを選びたい。
パックTのような消耗品ゆえのロマンみたいなのもあるけど、それはそれ。これはこれです。
MADE IN USAで8オンスのがっしりした生地。ジーンズとかでも使われるけどオンスは生地の重さの単位なので、この数字が高いほど分厚いしっかりした生地ということになるらしい。
パックTのような普通の下着なら大体4〜5オンスだが、その倍に近い8オンス。こりゃヘヴィーだよドク。
「CAMBER」(キャンバー)はアメリカのブランドで、Tシャツだけじゃなくスウェット、パーカーも作っている。アメリカならではのとにかくガチな服を作るメーカーという印象。ヘインズ、フルーツオブザルームと違ってUSA生産を今も続けてるのが渋い。
他を圧倒するヘヴィーオンスの生地。洗練されていないボックスシルエット。やたらと詰まったネック。独特の存在感を放っているブランドだと思う。そのままでは着にくいのでショップとかがサイズやシルエットを調整した日本人仕様の別注したりすることも。
でも、丈夫なワークウェアを追求した結果の、野暮ったい大雑把な仕上がりがアメリカ。そう思って別注じゃないオリジナルのを買った。
パックTの世界はあらゆるメーカーが群雄割拠してるけど、ヘビーウェイトのTシャツってそこまで色々あるわけじゃない。肉厚を売りにしてるヘインズの「beefy」だって6オンスだしね。乳首透けとか言ってる場合じゃないですよこれは。まさに鉄壁。
知名度、実績から言っても「CAMBER」は、間違いなくヘヴィーウェイトTシャツのなかでナンバーワン。これ以上生地が分厚いのを求めると「半袖スウェット買えや」って話になってくるので。
洗濯を重ね、ガシガシと洗いざらしてゴツい生地をくたびれさせていく快感。無骨なこのTシャツを自分の相棒のように、着続けていきたい。そんな頼もしさを持った服だ。
このブランドロゴのテプラのようなフォントの野暮ったさも逆に愛おしい。大きめなので1サイズ落としたけど、Mサイズを買ってダボっと着てもよかったかもしれない。着てみると着丈は長いけど身幅と首はぴったりしてる。
Sサイズなのにアームホールが太すぎてぶかぶかになる。ボディのサイズとアームホールのバランスが全然日本のメーカーと違うので新鮮。アメリカ人の腕の太さに想いを馳せる。
脇の下に縫い目がない丸胴造りなので着心地がいい。同じモデルでも脇縫いの時があるので、丸胴の方がラッキーです。色の違いで作り方が違うのかな?このナチュラルっぽい色は丸胴だけど、その前に買ったネイビーは脇縫いがあった。
ポケットの安心感。正直、生地がしっかりしているのでポケットがあろうがなかろうが、一枚で着たときに下着っぽく見えてしまうことは無いと思う。あと、真夏に着るには生地がしっかりしてる分すこし暑い。