【名品ハンター】FRED PERRY track jacket 【古着】
ジャージを着こなす人間になりたかったのかもしれない
かっこよく言うとトラックジャケットだけど要するにジャージ。いっときの勢いで買ったけど実際はあんまり着ていない服。
自分の中でジャージがめちゃくちゃ欲しくなった時期があった。気づいたら買っていた。若さってそういうことだよね。行き先も見ないで走り出すっていうか。
ジャージと言えば90年代のUKブリットポップのイメージが強い。音楽的にブリットポップが抜きん出て好きなわけではないが、普段着でノンシャランとステージに上がるような自然体のファッションが興味深くて、MVやライブ動画でも服をつい見てしまう。コンビニ行くときの服みたいでcool。
(ストーンローゼズのTVライブのこの感じとか。ジャージ着てる人いないけど。)
英国はスーツじゃなくてジャージの国。映画だと「トレインスポッティング」「キングスマン」にもジャージ着てる人が出てきていたと思う。イギリスに行ったことないので分からないけど、労働者階級の普段着として一定の地位を占めているのだろう。
とはいえ、王道のadidasのジャージはもう日本で着たらYONCE弄りを避けられないと思ったので、フレッドペリーにした。ブランド着てるやつ もうgood night。
古着のアディジャー(adidasジャージの略)は玉数豊富なわりに普段使い出来るような色サイズって意外と見つけにくいし、あっても高かったりする。
その点フレッドペリーのジャージってけっこう買いやすい。店で現行品バリバリ売ってるし、古着的に「その時期にしかない」みたいなプレミア要素が乏しいからか。
襟もMA-1のようなボンバージャケット型じゃなくて、きちんと首まであるザ・ジャージのやつ。
サイドラインもアディダスのような3本線じゃなくて、2本なのもそこはかとない侘び寂びを感じて、をかし。
「芋ジャー」(イモっぽいジャージの意)なんて言葉があったり、学生の運動着かニートの家着のイメージが強い日本はジャージ後進国なので、積極的にジャージを着て街へ出ていきたい。ロシアではヤンキーが着てるし、アメリカではRUN DMCも着てたし。(どっちもadidasだが)
個人的にフレッドペリーのジャージは女の子が着てる方が可愛いと思う。
旧タグ。現行の紺色っぽいスタイリッシュなやつよりこっちの方が好き。Mサイズだけどゆったり目に着れる。リブとかもいい具合に緩んでて締めつけないからいい。フレッドペリーのジャージ(現行タグ)もう1着持っててそれもMサイズだけど、年代によってサイズ感が微妙に違う。古い方が大きめ。
ワッペンの月桂樹ロゴ。
ジャージだとこのフレッドペリーのロゴマークが刺繍とワッペンの2パターンあるけど、刺繍のがシュッとして見える気がする。ワッペンはなんかモコモコしているせいか子どもっぽい印象。
安定のポルトガル製。イギリスとかフランスのブランドの服がポルトガル製なのけっこう見る。近いからその辺のブランドの生産を担ってたりするのだろうか。インポート好きとしてはアジア製より納得できる。
コットンとポリエステルが半分ずつで、洗いやすいし着やすい。