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【名品ハンター】Ben Davis GORILLA CUT PANTS 【USA製】

極太ワークパンツといえばゴリラカット

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「Ben  Davis」(ベン・デイビス)のゴリラカットというモデルのワークパンツ。

ブランド名は創始者の息子が「ベン・デイビス」という名前だったから。そのベン・デイビスの祖父にあたるジェイコブ・デイビスジーンズの元祖となるリベット付きパンツを考案した人物なので、この人がいなかったら今のジーンズは成り立たない。その時に共同で特許を取得したのが何を隠そうリーバイス社。

ジェイコブはリーバイスの工場長を勤め、そのあとジェイコブの息子が独立してこのブランドを立ち上げる事となった。そんな歴史もあってジーンズとも縁の深い服なのだ。

後の世代になるとワークパンツは労働者だけではなく、スケーターにもその頑強さと耐久性を認められ、ストリートカルチャーと結びついていく事となる。90年代にhiphopグループの「ビースティ・ボーイズ」がベン・デイビスの半袖のワークシャツを愛用してたり、「Supreme」とも2019年にコラボしたりと時代を超えてストリートで愛されている。

ワークパンツの中でも特にルーズでぶっといベンデイビスは西海岸のヤンチャな悪ガキが穿いてそうなイメージだ。

服好きな友達から貰った。言うまでもなく、自分の持っているパンツの中で1番太い。このダボっとしたシルエットは独特だと思う。しばらく穿いてなかったけど、今なら穿いてもいいかなと思い、おっかなびっくり穿きはじめたら思いの外快適だったのでヘビロテしている。

今流行ってるシュッとしたワイドパンツという感じじゃなくて、とにかく無骨に太い。所々にある擦れたような白い色落ちがワークな雰囲気を出している。穿いていくうちに生地が毛羽立って柔らかくなっていく。

気楽に穿けるタフなワークパンツ。唯一の難点はゴリラのタグぐらいだろうか。好きな人は好きなんだろうけど、このゴリラ。


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たまに女子高生がこのブランドのリュックを背負ってるのを見かける。由緒正しいアメリカンワークブランドなのに、このニヤニヤしたゴリラのせいでかっこつかない。

このゴリラの笑顔。どことなく邪悪なものを感じる。油断した瞬間に背後から銃を突きつけてきそうで、怖い。


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フロントはジーンズと同じようなL字ポケット。こういったディテールも歴史を辿ると、元は同じ人が開発したリベット付きワークパンツだからだろうか。


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貴重なUSA製。今売られてるのはドミニカ共和国だったりするので、USA製のゴリラカットは古着で探すしかないはず。コットンとポリエステルが50%ずつのツイル生地。ワークパンツってこういう綿とポリが混ざったハリのある生地が多い。長年、雑に着込んでいったせいでクタっとなってきたが、まだまだ着れそうで頼もしい。

 

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