【名品ハンター】Champion REVERSE WEAVEをカットオフしてみた【USA製】
着なくなったスウェットでDIY
これは高校生くらいの時に近所の古着屋で買ったもの。なにを思ってこんなイエローを買ったのだろうか。けっこう派手な色のスウェット。
古着買い始めるようになってまだ日が浅い時期だったので、古着といえばchampionのスウェットみたいな意識があったのかもしれない。普段着ている系統とかけ離れているのに、一緒に買いに行った友達に勧められて買ってしまった。
スウェットの定番と言えばchampionのリバースウィーブ。縮みを防止するために生地を横向きに使用している。生地の方向についてはサイドリブと見比べると分かりやすい。リブが縦向きになっているのに対して、それ以外は横織りの生地になっている。また、サイドにリブを使用することで、縮みを防止すると同時に動きやすさを向上させている。
リーバイスのジーンズといい、オリジナルでありながら今も愛されているアイテムには、他より先んじた革新的なアイデアが盛り込まれている。USAの合理主義マインドが反映されているデザインだと思う。
赤字と青字が混在しているものはトリコタグと呼ばれている。90年代前半のものらしい。歴史あるブランドだとこういったタグの細かい変化で年代が特定できるのが面白い。貴重なUSA製。90年代だからそこまでレア物でもないけど、無地でサイズぴったりなのはうれしい。リバースウィーブはカレッジロゴも定番だけど文字が入ってるのはあまり着ない。
長めの袖リブもリバースウィーブの特徴。それにしても見れば見るほど黄色い。Mサイズだけど自分には少し袖が短かった。Lでもいいかもしれない。
カットオフしてみた
古いからか、たくさん着たせいか首回りのリブがほつれてきた。古着のリバースウィーブを見ても、ボディより先にリブが消耗していってることが多い。袖と首回りは特に摩擦で負荷がかかるのだろう。
古着で買ったものを高校生の時からずっと着てるので十分に元はとったと思うが、そのまま捨てるのはもったいない。ネックのリブ以外のボディはまだ大丈夫そうなので、ほつれた首のリブをハサミで切り取っていく。俗に言う「カットオフ」である。
ほつれたスウェットやジーンズをカットオフする文化はアメリカ特有のものなのだろうか。裾がボロくなったジーンズを半ズボンにしたり国境を超えたもったいない精神を感じる。映画だと「大脱走」のスティーブ・マックイーン、「ビバリーヒルズコップ」のエディ・マーフィーがカットオフされたスウェットを着用してる。スウェットの場合は長袖を五分丈にカスタムすることが多い。
ハサミで首リブの外側から一気に行きました。服にハサミを入れるのは人生で初体験で緊張したが、もう後には引けねえ。
こんな感じになった。予想より首回りが広く開いてボートネックのようなざっくりした形に。一枚で着るにはセクシーなのでシャツの上に重ね着する用として、また頑張ってもらう。
今まで長い間ありがとう首リブ。USA製のタグはせっかくなのでどこかにくっつけたいな。